女用手習書(往来物)

5,000 

17.9×11.8cm

江戸中期刊本

往来物

日本橋通松坂屋

正文19丁

古文書の女筆とは「女性の、または女性向きの筆づかい」のこと。かな文字を主体とした書簡文に代表され、「まいらせそうろう」をはじめとする数個のかなを合わせた造型文字の文体に特徴がある。この読みづらい女筆の入門書。

在庫1個

説明

女大学は、江戸時代の初等教育用の教科書である往来物(おうらいもの)の一種。往来物は現在七千種ほど存在が確認されているが、そのうち約一千種が女子用のものである。女子用の往来物は「女今川」「女大学」「女小学」「女庭訓(ていきん)」「女中庸」などがあり、一般に女訓書(じょくんしょ)と言われる。

内容は、女として夫と家を支え、慎みを忘れずに女の道を極めよという倫理観のもと、親および舅・姑に対する孝、洗濯、裁縫等の家事労働、結納・結婚・出産・子育て、三味線などのお稽古、身だしなみのことなど多岐に渡る。

参考:女用文書全,著作者名未詳,大阪樟蔭女子大学藏。

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