説明
文献や伝世の文物から、明清時の果核彫刻には橄欖の種、烏欖の種、くるみの殻、サクランボの種、梅の種、桃の種などが使われていたことがわかっている。単品作品には鑑賞用の装飾品や下げ飾りなどがあり、下げ飾りは身に付けたり、扇子の飾り房として用いられていた。セットになった果核彫刻作品には、朝珠(清代の官吏が礼装時に身に付ける首飾り)や数珠、腕飾りなどがあげられる。また、果核彫刻工芸で用いられる装飾文様は「文字」、「核舟」(舟の果核彫刻)、「花鳥」、「人物・動物」、「詩句・物語」などに分けることができる。
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