説明
日本で初の開催となった第18回夏季オリンピック東京大会の記念貨幣。当初は100円銀貨を発行する計画であったが、東京オリンピック組織委員会の強い要望により、より高額でサイズの大きな銀貨の発行が検討された。発行枚数は、1000円銀貨は各世帯に1枚を目安として決められた。図案は造幣局内で作成され、日本を象徴する富士と桜をデザインしたものである。
この日本初の記念貨幣発行は、貨幣収集ブームのきっかけとなり、収集貨幣の相場は上昇し投機的となり、昭和48(1973)年初頭には空前の高値を付けるに至り、1000円銀貨については2万円を超える高値で取引されることもあった。
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