象牙緒締羅漢竹吸口瓢箪煙管(押型純銀ケース入)

330,000 

全長約13cm

江戸末頃

雁首は瓢箪、吸い口は羅漢竹を使用し、自然の風合いを活かした作りのパイプ。銀のケースはパイプ専用にあわせて作られて、しっかりと納まる。菊模様象牙緒締(おじめ)付。提げ物の緒締も当時は贅沢品の象牙珠で、非常に繊細な荒波の彫刻を凝って、古い時代ものですので刻印無し。

雁首と吸い口部を繋ぐ羅宇は、当初は竹の表面に斑が入っていたラオス産の竹を使用したことから付けられた名称だが、日本産の竹には文様が入っていないため、羅宇作りの職人がとろろ昆布を巻きつけ、火で炎ってから上塗りをするなど工夫を凝らして細工した。息を吹き込むと火皿から風が出るので未だにまだ使える。

在庫1個

説明

煙管喫煙は、古くから嗜み、嗜好品としての煙草文化に深く根ざしている。少量の煙草を無駄なく燃焼させ、その芳香や喫味を愉しむ行為は、世界の中でもまれに見るものだ。煙草の味わいと共に、煙管や煙草入れの等の道具にこだわることもでき、煙管喫煙の面白さは尽かない。

喫煙習慣の定着で、きせるや刻みたばこを携帯するためにたばこ入れが使われるようになった。特に帯刀できない庶民の間では装身具として意匠や装飾に趣向を凝らしたものが作られた。形態で分類した内、提げたばこ入れと称されるものは、たばこを入れる袋ときせる筒を根付で腰から提げて使う。

きせる:日本では〈喜世留〉もしくは〈希施婁〉という漢字をあてていたが,現在は一般に〈煙管〉の字があてられる。通常,タバコをつめる口(火皿)のついた雁首(がんくび)すなわち火皿の湾曲している部分と,羅宇(らう)すなわち雁首と吸口との中間の管と,吸口との3部分から成る。こうした構成をしめすドライ・スモーキング(乾式喫煙)のための簡便な喫煙具である〈きせる〉の主要分布は日本,中国,朝鮮にわたっている。

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