説明

グレージングによりツヤだし加工をしたナイルクロコは、背の部分をカットし四角い鱗の並びが美しい腹部を活かしたもの。内側には国内有数のタンナーが仕上げた東南アジア産の良質なリングマークトカゲ（リザード）のレザーを使用。リザードの独特な模様とのコンビネーションでさらに高級感を引き立てる。

モルフォとは中南米の熱帯雨林に生息する世界で最も美しいと珍重される蝶類のこと。自然界に孤高を保ち、美の頂点を極める蝶である。「モルフォ」をカンパニーネームに「キプリス」をカンパニーブランドに結びつけた理由は、「一生愛せる、本質的価値のあるものづくり」が基本理念であるから。常に作り手としての美意識を高め、モノ作りの頂点をめざし、さまざまな生活シーンの中で、まさにモルフォ蝶の美しさのようにいつまでも輝き続けるために。

ワニ革は大きく「クロコダイル・アリゲーター・カイマン」の3種類に分類され、背中から割き、腹の部分を使用する「肚（ハラ）ワニ」、逆に腹から割き背のゴツゴツを使用する「背（セ）ワニ」の2タイプが皮革として利用されている。

「肚ワニ」は高級感・色・デザイン・仕上げ方法など作り手のインスピレーションを実現しやすく、メゾンブランドを筆頭に世界的にも使用頻度が高く、ワニ革の主流を占めている。「背ワニ」は独特な「コブ」のインパクトが絶大で、ワイルド感・男らしさを表現するのに珍重されている。

ナイルワニ（ナイルクロコ）：腹部は長方形をしたうろこで細かく整然と並んでいる。イリエワニ（スモールクロコ）より若干大きいが、細かく綺麗で、横腹のうろこは丸みのある長方形をしており、その幅は他の種類より狭いのがナイルクロコの特徴。

スモールクロコ・ラージクロコと同様に、日本ではポピュラーなワニ革だ。世界的にも需要があり、高級品用の素材としてヨーロッパでも古くから使われ注目を浴びているのがナイルクロコダイルなのだ。