堆朱龍鳳香炉(在銘)

売却済

高約19cm

两耳直径約12cm

重約304g

在銘:中島清

明治頃

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説明

根来塗りの代表格の朱漆塗香炉。本来、鎌倉時代頃に根来寺で制作された朱漆器が根来塗と称されたが、その名前が広まった結果、中塗りの黒漆に朱漆を重ね塗りした全てが、現代では根来塗と呼ばれている。

他に見る例が少なく気高い風格を漂わせおり、中塗りの黒漆の重ね塗りを、上塗りの朱漆が覆い、所謂根来塗りの手法で仕上げ、摩減による朱と黒が織り成す根来特有の表情を見せている。

長い年月を経た朱漆は、黒味を帯、随所に段紋〈細かい皺とひび〉の走る深い味わいは、数百年と言う日本の四季により生じられた、自然の魅力が随所に表れている。

実用から生まれた「用の美」としての独特な枯れた趣があり、百数十年を経て、随所に表れる黒漆は、当時の人々の実用性と感性の豊かさを十分に知り得る大変貴重な堆朱香炉だ。

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