説明
昔前の喫煙器具というのは、機能性と美を備えた伝統工芸品に分類される品が多く、それらを持つことは、当時の人たちのステイタスとされてきた時代であった。
メシャムパイプというものは、トルコを主な産地とする『海泡石』という鉱物から作られるパイプのことだ。加工のしやすさから、豪華で細かい彫刻が施されたりすることが多いが、海泡石の原石がそのままですと国外への持ち出しは禁止だから、大変貴重な物となっている。世界的に主流となっている、木のブライヤーパイプと肩を並べるほど、とても有名なパイプ。
白く気品のある見た目から、ドイツ語で『海の泡』を意味する『Meerschaum』と呼ばれるメシャムパイプ。世界的に『パイプの女王』とも言われる著名なパイプなのだ。主にヨーロッパなどのパイプ文化は、クレイパイプ(陶器)→メシャムパイプ(海泡石)→ブライヤーパイプ(木)と主流が推移した。
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